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暇つぶしになる記事があればこれ幸い。

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女の子に告白された時の話②

珍しい体験記 生きるヒント

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小窓です。
前回の話の続きです。

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鈍感な小窓がようやくNちゃんの「告白」に気づきました。でもどうしたらいいかわからず、ドキドキしながらNちゃんを待ちました。

そうこうしていたらNちゃんがリビングに戻ってきた。さっきよりはだいぶ落ち着いたけど、やっぱり浮かない表情のまま。

どうしたらいいんだ。
どうしたらいいんだ。
どうしたら。

でも違うかも知れない。

確かめる?

いやー、それは難易度が高すぎる。

YESでもNOでも気まずくなること必至!

今から一つの部屋で一緒に寝るのに、どうしたらいいんだ。

悪い頭をフル回転させて考えた結果、ひたすら鈍感な友達を演じることにしました。このまま告白に気付かないふりを続けよう。

でも一度意識しちゃうと無理ですね。
完全にぎこちなくなってしまって。
これが男の人だったら受け入れるにしても追い出すにしてもやりようがあると思うんですけど、女の子が相手だと勝手が違いすぎる。何も言えねぇ。

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Nちゃんが無口で落ち込んでるのをいいことに、さっさと寝る空気にしてしまいました。「今日はもう何も考えず寝なよ」とかいい人を装いながら。

我ながら最低だなと思いました。
よく女の子相手に話はぐらかす男のこと「サイテー」って言ってたけど、これからは言いません。
男子の皆さん、すみません。女の子の扱いってこんなに難しいんですね。

そして寝れねぇ。Nちゃんの方が見れない。
やばい、絶対気付いてるって気付かれてる。

そしたらまさかの展開に。
Nちゃんの方から話しかけてきたんです。

「さっきのコンパね、○○大学の人がいたんだけど、結構理屈っぽくて、でも歌がすごく下手でね、みんなに笑われてて…」
とコンパの感想を話してきたんです。いつもそんなにペラペラ喋る子じゃないのに。

多分、2人の間の気まずさに気付いて、必死に空気を変えようとしてくれてたんだと思います。弱々しいけど、一生懸命話しかけてくれました。
完全に動揺していたので、「ふうん」とか「へぇ」とかそんな相槌しかうてなかったけど、必死に会話が途切れないように話してくれるNちゃんの声を聞きながら、思いました。

もしかしたら、NちゃんはRちゃんに強引にコンパに連れて行かれたことにショックを受けたんじゃなかったのかもしれない。
自分を変えようと思って参加したのかもしれない。
でもやっぱり自分に嘘がつけなくて、私のところにきたのかもしれない。



ちくしょう。可愛い。
男なら絶対食ってる。絶対彼女にしてる。


初めて「ああ、私なんで女なんだろう」って思いました。
かなり屈折した感情ですけど、その時は真剣にそう思いました。

Nちゃんを救ってあげたかったけど、あの時の自分にはどうすることもできなかった。
Nちゃんの優しさに甘えて、私は最後まで気づかないふりをしていました。

次の日の朝、朝ごはんも食べずにNちゃんは帰って行きました。そしてその後は、2人で遊びに行くことはなくなりました。

私も誘いづらかったしNちゃんから連絡も来なくなった。
そうやって少しずつ疎遠になり、いつの間にか私の生活からNちゃんはいなくなりました。

あの時を境に、いわゆる同性愛と呼ばれる関係に対して完全に見方が変わりました。
それまでも、特別に嫌っていたり差別していたつもりはなかったけれど、あまりにも非現実的すぎて、受け入れるとか受け入れないとかすら考えたことがなかった。
でもやっぱり、どこかで異質なものとして感じていた気がします。

あの時、目の前で告白されてパニックになってしまったけど、今振り返ってみると、女だから好きなんじゃなく、好きになった子がたまたま女の子だった、ただそれだけのことだったのかもしれません。
付き合いたいとかそういう感情じゃなかったかもしれない。ただ一緒にいて楽しくて、気がついたら独占したくなってああ言ったのかもしれない。Nちゃん自身にも説明しようがない感情をぶつけただけなのかもしれない。
ただ、Nちゃんがとても真剣な気持ちだったことだけはわかる。

女として女を愛したり、好きって感情を抱いてしまうのは、もしかしたら些細な事がきっかけなのかもしれませんね。男女の恋愛と一緒で、自制心や世論などお構いなしに進行してしまうものなのかも。
もしあの日、私の心が動いていたら今とは違った現実があったかもしれないし、それもまた幸せだったのかもしれない。

一人の人間として、「好き」と告白されたことはとても嬉しかったんです。
Nちゃんにそれを伝えてあげられればよかった。

Nちゃんが今どこで何してるのかはまったく不明ですが、願わくば大好きな人と幸せに過ごしていて欲しい。
本当にそう思います。

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