読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

70%

暇つぶしになる記事があればこれ幸い。

Google web fonts

トラウマからの「大きい音恐怖症」…克服の仕方&ビビリに対する接し方

コンプレックス

【スポンサードリンク】

先日アメトークのビビリ-1グランプリを見ていて、「超わかる!!」と叫んだ小窓です。

 

f:id:santonikaku:20150714155054j:plain
私は小さい頃からずっと「大きい音」が苦手でした。

打ち上げ花火、運動会のピストル、爆竹、後ろから急に「ワッ」と驚かされること、大太鼓、マイクのハウリング、おっさんのデカいくしゃみ。
気にしない人にはなんてことないんでしょうが、爆音恐怖症の私にとっては寿命が縮むものばかりです。

<広告>
 

大きな音が怖くなったきっかけ

私が1歳の時、両親に大規模な花火大会に連れて行かれました。
周りの大人は「近くに行くと小窓が怖がるから遠くで見なよ」と助言したらしいのですが、花火好きの父が調子に乗って、大人でも驚くくらい大きく響く距離まで近づいたらしいのです。

私は鳴り響く大音量の花火を怖がり泣き喚きましたが、花火の音が大きすぎて私の泣き声が相当なものだと気付かなかった両親はそのまま鑑賞を続けました。
自分の記憶には全くないのですが、多分これが原因だと思います。
トラウマってやつですね。

f:id:santonikaku:20150714154812j:plain
それから、大きな音は極度に怖がるようになってしまいました。
急に鳴る音も苦手だし、いまだに怖い。

今でこそ多少平気になりましたけど、小学生の頃は本当に辛かった。
市販の耳栓なんか何の役にも立ちませんよ。爆音は筒抜けです。
 

1年に1度の恐怖の日、運動会

当時、何よりも恐ろしいものは学校の運動会でした。
運動会といえばピストル、ピストルといえば爆音で急に鳴る。

しかも当時は、運動会のピストルが実弾入りだと思っていたので、空に打ち上げた弾がいつ落ちてくるかにも怯えなければなりませんでした。
「日本って拳銃ダメじゃないの…?運動会の時だけはいいの…?」って本気で嘆いてました。アホですね。

 

f:id:santonikaku:20150714155026j:plain
自分のレース以外は、1日中耳をふさいでました。
友達に「手が疲れるじゃん!少しずつ離して慣れてけば?」って言われるんですけど、大変とかそういう概念もないほど耳をふさいでいられることが救いだったんです。

もっとも恐ろしいのは、耳すらふさがせてもらえない自分の短距離走の時。
一番近くで爆音が鳴る恐怖の瞬間。
スタートする時に耳ふさいでたら先生に怒られてしまい、その結果、ピストルの恐怖で前が見えないくらい泣きながら走る。
順位とかどうでもいいんですよ。そしてゴールしたらまた耳ふさぐ。

綱引きもピストルが鳴るまで耳ふさいでいて、両手を綱から離していました。
クラスメートや担任が「綱持ってよ!」と言うんですけど手が離せないもん。
で、負けると「ほら~、小窓ちゃんのせいで!」って怒られるけど私そんな怪力じゃないし。むしろクラスで1番非力だし。
普段は「ガリガリ~」「ゴボウみた~い」と馬鹿にするくせに、こういう時だけは責めるんだから子どもって残酷ですよね。

鈍足だったおかげでリレーの選手には選ばれなかったのでセーフ。 
玉入れは、鳴るまで耳をふさいでいても目立たない&戦力に影響しない、ということで見逃されてセーフ。

問題は騎馬戦。
ガリガリ&軽量だったので有難いことにずっと乗る人でした。
騎馬になってたらアウトだったな。私がやったら駄馬になってたわ。

乗る人はスタート時は耳を塞げるんですけど、終了のピストルがいつ鳴るのか怖くて、中盤から明らかに戦力が落ちる。
クラスメートに文句を言われないコツは、その分前半をめっちゃ頑張ることですね。
最低でも1つ取れば文句言われない。個人的なノルマは2つと定めてめちゃめちゃ頑張ってました。
前半にめちゃくちゃ攻めると、異様に恐れられて人が近寄ってこなくなるので、最後まで勝ち残れることが多かった。
後半はガタガタ震えて逃げ回るだけなんだけどね。

やっぱり短距離走が一番辛かった。あれは逃げ場がない。
同じ理由で水泳大会の時も逃げ場なかった。耳ふさげないんだもん。

マラソン大会みたいに大勢の中に紛れる競技は堂々と耳を塞げるので競技に集中できるんですけど、それ以外は全て「いかに耳をふさぐか、そして目立たないようにするか」しか考えてなかったです。

 

f:id:santonikaku:20150715133116j:plain
大きい音がもちろん嫌なんだけど、先生やクラスメートに「何してんの?何が怖いの?」って探られるのも嫌でした。
突っ込まれないようにできるだけ気配消してるんだけど、かまってくる友達もいました。

基本、みんな親切で優しいんですよ。私のために言ってくれてるんですよ。
でも中にはわざと耳をふさがせないようにして、「慣れちゃえば怖くないよ!」って荒療治をする人もいたんですよね。
正直、有難いけど迷惑だった。ほっといてほしかった。
 

恐怖の根源が潜む花火大会  

f:id:santonikaku:20150714150654j:plain
当時、私が住んでいた実家は、地元の花火大会の会場が目と鼻の先にあり、家の中でもバンバン花火の音が聞こえてきました。
花火大会そのものは誘われても断ればいいけど、家にいても爆音に怯えなければならない。

どうせ聞こえるなら会場まで行けばいいじゃん、って言われるけど、花火大会に来て耳ふさいで目つぶってるような友達といて楽しいか?
みんなの興が削がれるだけです。花火は見たかったけど諦めるしかなかった。

私にとって花火大会は、雨戸を全部閉め、一番音が聞こえにくい部屋でテレビを大音量でつけて、布団かぶって2~3時間過ごす、という日。
翌日になっても誰とも盛り上がれない。夏が憂鬱だった。

一度恐怖にとりつかれると、自分の力では如何ともしがたいのです。もし小さいお子さんを花火大会に連れて行くのなら、なるべく遠くから見て少しずつ慣れさせてあげてくださいね。

<広告>
 

その他、地味に頑張ってたこと

  • シャックリ

シャックリしてると、必ず背後から脅かしてくる奴がいた。
善意なのかもしれないけど、急に「ワッ!」と脅かしてくるなんてもはや狂気でしかない。

脅かされた後どんなに怒っても「シャックリ止まったからいいじゃーん」で笑われて終わり。
悲しくなってくるんですよ。止めて欲しいなんて頼んでないのに。
でも相手を傷つけたら悪いし、と思って言えなかったヘタレ。
仕方ないのでシャックリが出たら周囲に気づかれないようにサイレントモードにして廊下に逃げる。で、水飲み場で自力で止める。
おかげで、シャックリを止めるの上手になりました(泣)。

 

  • クラクション

小学生の頃、下校していたら後ろから「プァー!!」とクラクションを鳴らされて、恐怖のあまり腰を抜かしてしまったことがありました。
その時は、私に対して鳴らしたわけではなく私の前を走っていた自転車に警告したのですが、油断していたので本当に驚いてしまったんですね。

立ち上がろうにも心臓がバクバクして、足に力が入らなかった。
まさにこの前のアメトークのフルポン村上さんみたいな感じです。

f:id:santonikaku:20150715120436j:plain

f:id:santonikaku:20150715120423j:plain
アメトーーク! DVD 34

こういう時って本当に足の筋肉がフニャフニャになって立てないんですよ。
結果、運転手の人に「そんなとこで寝てんじゃねー!」と怒鳴られ、散らばった荷物を拾い集め泣きながら帰った。
そこから荒くクラクション鳴らす人は大嫌いになりました。

 

  • 肝試し

私の地域では、夏休みに子供たちで肝試しをすることが恒例行事でした。
近所の霊園の一番奥に参加賞のお菓子を置いて、下級生がそれを取りに行くという簡単なものですが、その道中に上級生たちがお化け役になって脅かします。

もうね、ヘタレな小学生女子にとってはただの拷問ですよ。
上級生に「私は大きい音が怖いので、あまり驚かさないでください」とお願いに行ったもん。
上級生たちはそれを聞いて面白がって、完全に私にターゲットを絞ってきました。
子供って残酷だな。

そして驚かされた私は大泣きして逃走し、近所の大人に保護されました。
上級生の代表の子が「こんな小さい子に何したんだ!」って怒られてました。

ターゲットにされたといっても、普通に爆竹を足元で鳴らされて大声で脅かされただけなんですけどね。
同様のことをしても、他の子はケラケラわらって楽しそうだったのに私だけ号泣。
次の年から私は完全に免除され、スタート地点で参加のスタンプを押す係に任命されました。 

克服するには時間がかかる

今でも完全に克服できたわけではありませんが、当時のような恐怖はだいぶ薄れました。
まとめて慣れていったわけではなく、それぞれとの距離のとり方が少しずつわかってきたのです。

  • 花火

やっぱり、家のすぐそばに花火会場があるというのは鍛えられるもので、数年を経てだんだん平気になってきて、19歳でようやく会場にデビューできました。
お相手は当時お付き合いしていた彼氏。
正直、花火の音よりこの後のあんなことやそんなことの方が気になっちゃって、それが却って良かったのかもしれません。

  • ピストル

ピストルの音は、高校生になる頃にはだいぶ慣れてきていました。
急に鳴ればビックリしますけど、ある時から「あ、耳塞がなくても大丈夫だ」と気づきそこから平気になりました。
そして高校卒業後はピストルの音を聞く機会もなくなり、今では地域の運動会を見に行けるくらいにまで成長。←前は早足で通り過ぎていた。 

このように徐々に克服できつつあります。
1つ克服できれば自信がつき、他のことも少しずつ大丈夫になってきます。
急に鳴る大きい音は避けられないものですが、耳と精神を慣らしていくしかないようです。 

克服の心理状況

肝試しの例で言うと、上級生になって脅かす側にまわった時、初めて恐怖心を克服することができました。

自分がその場を支配する側に回ると見えてくるものがありますね。
特に恐怖に関しては一方的に与えられるより、提供するホストになると落ち着きがかなり取り戻せます。

小さい時は、自分にはどうしようもできないまま世界が回っているから、恐怖も避けようがないって思っちゃうけど、その心理が余計に恐怖を煽るんです。
成長するにつれて精神的に柔軟になってくると克服できるのかもしれません。

さいごに

今も大きな音が怖くて仕方ない人たち、全国にいっぱいいると思いますが、克服はあくまでも自分のタイミングでするものです。
周囲に何を言われても、怖い時は怖がっていいと思います。
あと、小学校のピストルには弾は入っていないので安心してね!

そして周囲の人へ。
自分の子供が大きい音を怖がっていても、無理やり克服させようとしないでください。
その子の気が済むまで怖がらせてあげてください。

友達にもし大きい音が怖いっていう子がいたら、できるだけ温かい目で見守ってあげて欲しい。
運動会で耳をふさいでいても、気にせず話しかけてあげて欲しい。
面白がって脅かしたり「なんで耳塞ぐの~?」なんて聞かずに、ああ怖いんだなって思ってほっといてあげてください。
それが一番助かります。

面倒くさいかもしれませんが、周囲の協力があれば克服もそれだけ早くなります。
本人の嫌がることはやめて、支えてあげてください。
 

最後の最後に、一番大事なこと。

アメトークのビビリ-1グランプリが面白かったからといって、クラスのビビリの子が嫌がってんのにわざと脅かしたりしてはいけません。
 

あれはテレビのプロがやってること。
ど素人が真似したらただの脅迫行為。


馬鹿が勘違いしないように切に願います。