小窓です。
本日は「現ファンじゃないけど元ファンだったベスト10」と言うタイトルでお届けします。テーマは浜崎あゆみです。
実は、最近のあゆは全然聞いてない。
昔、勝手に想像して憧れていたイメージとはちょっと違ったのかなーと近年思い始めている。
だけど、あゆの曲を聴いて泣いたり共感していた思いは本物だった。
私にとっては、昔聞いていたあゆが全て。
いつも10曲を選ぶんですが、今回は(今回も?)どうしても絞りきれなかったために20位から発表させていただきます。
タイトル詐欺ですみません。自分から「ベスト10」とか区切っておいて絞れない!すみません!とか言ってウザくてすみません。
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ランキング
20位:Who...
元あゆファンでこの曲を嫌いな人はいないんじゃないかしら。
コンサートの最後にこれを歌われた日にゃあ、泣くしかなかったね。
道に迷った時そして
道が遠すぎた時に
ひとりつぶやいていたよ
そんなものだと…
10代や20代は少なからず孤独だから、誰かに助けを求めるよね。
けど、あゆは達観的と言うか、ひとりで諦めちゃっていた。
あゆの容姿も声も歌詞のイメージに合っていた。まだ存在がミステリアスだったあの頃…。
19位:I am…
アルバム「I am...」の1曲目でかなりインパクトがありました。
けど当時はそんなにお気に入りの曲ではなかった。
むしろ最近かな?この曲をよくリピートするようになって、気づいたらランクインしていた。
こういうことがあるから昔の曲って侮れない。
その時はピンとこなくても、聞いている内に自分にピッタリくる時が来るんですよ。
この曲の歌詞はすごく大人で、当時あゆはまだ22歳くらいだったけどすごく憧れたな。
18位:TO BE
あゆがまだデビューして1年の頃、Mちゃんという友達が早くもあゆのファンになって「この曲がすっごくいいよ!」と教えてくれました。
おそらく、CMとかではなくちゃんと聞いたあゆの曲はこれが最初だった。
大きな何かを手に入れながら失ったものもあったかな
今となってはもうわからないよね
取り戻したところできっと微妙に違っているはずで
この歌は友達の恋愛ばっかり思い出す。自分の思い出はないのに(笑)。
まだ20歳くらいでこんな詞を書けること自体、すごくすごーく大人びていたよね。そこに無性に憧れた。
17位:Memorial Address
なんていう辛い状況を歌詞にするんだろう。
実話?ねぇ実話なのこれ?
私はあゆのニワカファンなので、歌の裏話とか一切知らないんですけど、と言うか知ってイメージが崩れちゃうのを嫌うのでむしろ知りたくないんですけど、色々推理しながら聞くと本当に切ない歌詞ですね。
一度コンサートで生で聞いたことあるんですが、取り憑かれたみたいに歌い上げていて鳥肌立ったなぁ。
16位:ANGEL'S SONG
これもコンサートで聞きました。
この時のあゆは可愛かったーーー。あまりの可愛さにため息しか出なかった。
アメリカのダイナーをイメージしたメイド姿で、ダンサーたちと一緒に素晴らしい舞台を見せてくれました。
今でこそ、「ダンサー多すぎ」とか「しっとり歌い上げる姿が見たい」と言われてるし、私もそう思うけど、曲によってはこういう演出もありかと思います。
今はコンサートに行ってないからどういう感じなのかわからないけど。
15位:A Song for xx
記念すべきファーストアルバムでかましすぎだろうってくらい、影のある曲を連発してくれました。
しかし何を隠そう、私はこの頃のあゆが嫌いだったのですよ。
最初は曲から入ったので、浜崎あゆみという歌手のことを何も知らなかった。
実態を知った時、私みたいなインドア女子の苦手なタイプだと思いました。
ギャルの教祖みたいな存在で、ギャルの友達は心底ファンになったけど、私はちょっと敬遠してしまった。
だからこのアルバムをちゃんと聞いたのはかなり遅い。
今思えば、リアルタイムで好きになれなかったのがもったいなかったな。
この歌詞のような孤独を感じてひとりで悩んでしまう子は意外と多い。
あえてみんなに言わないだけで、成長の早い女の子は自分が置き去りにしてきたものをふと考える時期が来るから。
14位:YOU
この曲が発売されたのは1998年だけど、好きになったのは遅くて2004年くらいかな。
その頃のあゆはもうイケイケだったので、逆に『YOU』みたいな曲が新鮮だった。
きっとみんなが思っているよりずっと
傷ついていたね
疲れていたね
気づかずにいてごめんね
98年頃は彼氏もいなかったけど、2004年にはラブ真っ盛りな生活でしたから、こういう歌詞が切なかった。
13位:AND THEN
このアルバム自体、思い出が詰まりすぎてやばい。
全曲好きだけど、最初に好きになったのは「AND THEN」だった。
友達に語りかけるような、日記につらつら書いているような、話しかけるような口調のあゆの歌詞が好きだった。
目に見えないものを信じていられたのなんていつのことだろう
この頃じゃ何もかもが見えすぎてわからなくなっている
10代後半の言葉にできないモヤモヤした葛藤みたいなものを、わかりやすく表現してくれた思い出深い曲です。
12位:P.SⅡ
元々の「POWDER SNOW」をアレンジして出したアルバムの曲。
サビは同じなのに全然表情の違う曲に仕上がったことにビックリでした。
私はこっちから知ったので元ネタがあると知って「そんなん、あり!?」と驚いた記憶がある。
「POWDER SNOW」も大好きだけど、こっちの方がより好き。
私は公式情報を調べずに自分の好きなように歌詞を解釈するタイプなので、勝手に妄想するんですけど、この曲は妄想のしがいがある。
ここに咲いていた花が今はなくてもそれは必然で
いつかこの歌をひとりで聞く日来ても忘れないで
この頃のあゆは声が艶っぽくて孤独さを表現していて、本当に好きだったな。
11位:FlyHigh
11位:everywhere nowhere
11位は2曲。
この2曲は伝えたいことが似てる。がゆえに上下を決められなかった。
僕たちはそう自由で
ただあまりに自由すぎて
何処へだって行けすぎて
何処へも行けずに
-everywhere nowhere
この歌詞を18歳の少年少女に捧げたい。
人間は自由すぎると結局何もできない。自分が思っているよりも何もできない。
怖がって踏み出せずにいる一歩が
重なっていつかまた長く長い
道になって手遅れになったりして
-FlyHigh
自分には何か大きな力がある、って思い込んでる18歳に捧げたい。
しかし私も同じ年の頃に聞いたけど、「わかるわ~!」って思って終わったな。
聞くだけじゃダメなんですわ!やっぱり努力しないと!
努力を怠るとこうなるぞ↓
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10位:M
10位:evolution
10位も2曲。
たまにカラオケで歌うとPVのあゆに釘付けになる、という意味で選びきれなかった2曲。
この2曲のPVのあゆは神がかっていましたよね。
「M」は結婚式場なのに別れの歌なんだよね。
その演出が、恋愛の儚さを強調してる気がして…。物悲しいあゆの笑顔とかね。
ネイルが可愛かったな~。えんじ色とヒョウ柄の組み合わせ流行ったな~。
個人的にあゆはショートヘアが似合うと思います。
evolutionのPVも可愛かった。
パクリだなんだ散々言われてますけど、可愛いもんは可愛いんだよ。
でもどれだけ可愛いと思っても神がかっていても、残念なことに毛皮のシッポは私の周りでは流行らなかった(゚∋゚)あゆのは可愛かったけど。
9位:LOVE
LOVEはDestinyとsince1999が好き。
同じ曲なのにアレンジ次第でこんなに変わるんですね。
Destinyは本当に切なげなバラードの王道だし、since1999はつんくとの声の相性が素晴らしかったです。
もう二度とこのデュエットは聞けないね…。いろいろな意味で切ない…。
sinceは恋愛してない時でも聞けるけど、Destinyは現役恋愛中じゃないと聞けなかった。恋愛中のDestinyは響くんだな~!
ねぇどうしてこんなにも苦しいのに
あなたじゃなきゃだめで そばにいたいんだろう
何気ない歌詞なんだけど、あゆの切ない歌い方が涙を誘うんだ。
幸せでもそうじゃない時でもこの曲は泣けるんだ。
8位:immature
黒あゆ!
白あゆ派と黒あゆ派に分かれたな~。サーファーとボーダーはもれなく黒あゆが好きだった。
この曲は桃の天然水のCMに使われてたから、リアルタイムですごく好きだった。
当時、私のバイト先でずっとこの「LOVEppears」がかかっていた(店長があゆ好きだった)ので、曲を覚えるきっかけになったアルバムだったんですよ。
1日に何ループもするので、さすがに全曲覚えるのよ(笑)。
ただ、あゆの曲は全部英語のタイトルなので、どれがどの曲かわからなくて探し当てるのが大変だったわ~。
さらに色々なMIXが出ていたから、自分が好きな曲が何ミックスなのかわからなくて大変だったわ~。
7位:Depend on you
初期のあゆの良さが詰まった名曲。
「A Song for」と「A BEST」の収録では、あゆの声が全然違う。「A BEST」の方が力強くて自信に満ちてる声なの。
初期の初々しい声も好きだけど、力強い声も好きで…、結果交互に聞いちゃう。
多分この歌なら歌詞を一切見ずに最後まで歌える自信がある。それくらい聞き込んだから(笑)。
6位:SURREAL
あゆが一番ノリノリだった頃の曲ですね。
「Vogue」「Far away」「SEASONS」と立て続けに3曲リリースして、グングンと知名度をあげてきたところでの「SURREAL」。
このコスチュームも懐かしい。
昔は「この曲が一番好き!」と公言するほど好きだった。
こういうちょっと一癖ある恋愛の歌詞があゆの強みだった。
みんな幸せで一生一緒にいようぜイエ~イ、みたいな歌詞には惹かれないけど、こういう「何があったん?」と聞きたくなるような悩みや迷いが見える歌には惹かれる。
誰にも言えない誰かに言いたい
あの人が誰より大切って
この曲はリアルタイムの私の恋愛観が入ってるから、聞くとそのまま恋愛現役時代を思い出す。
自分の心の、突かれると無条件に切なくなる部分を突いてくる。自分にとって特別な歌です。
5位:WHATEVER
長かったよ もう少しで
凍えそうで目を閉じてたーたーたーたーたーたーたーたー…
イントロもサビもすっごく好みです。
それまでこういう曲調が特別好きなわけじゃなかったから自分でも意外だった。
アレンジのすごさを教えてくれたのもあゆだったな。
あゆって言うかエイベックス?
今はここですべきことをして
平気になったら笑えばいい
このフレーズが本当に好きで、大人になった今でも聞いちゃう。
4位:appears
私と同世代の元ファンに「あゆの1番好きな歌は?」って聞いたら、絶対上位に入るであろう曲。
PVのDVDに入ってたスタッフとあゆの裏話?的な場面で「曲も、スタイリストも、ネイルも、演出も、何もかもが完璧だった」って誰かが言っていた。
確かにPVはめちゃくちゃ可愛かったわ…。パシュミナ流行ったよねー!
薬指に光った指輪を一体
何度くらい外そうとした?私達
若い女の子なんて、みんな大体この歌詞みたいな恋の始め方をするんです。
同じようなところで躓くんです。そういう意味では秀逸な歌詞ってわけではない。ありふれています。
でもありふれた恋だからこそ、こうやって歌になると切ない。だからきっとこの歌はたくさんの人に愛されたんだろうなと思う。
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3位:kanariya
当時ギャルじゃなかった私にとって、ギャル代表の浜崎あゆみは苦々しいもので、曲は好きだったくせに距離を置いていました。
みんなと同じくミーハーに「あゆ~♡」とファンになる気がしなかった。
そんな私を一気にあゆファンに変えたのがこの曲でした。
「kanariya」のジャケット写真を見た時にビックリしたんです。世の中にこんな可愛い子がいるんだ、と。
顔も体も全身にビジューを貼り付けて、それだけでもインパクトがすごいのにPVを見てさらに驚いた。
茶髪のイメージが強いあゆなのに、PVでは黒髪ロングだったのです。
これですね。懐かしいな。
当時、若い女子はみんな茶髪。ギャルも真面目な子も少なからず茶髪。猫も杓子もみーんな茶髪の時代。
そんな女子たちの流行の先頭にいるはずの浜崎あゆみがまさかの黒髪で、しかも似合ってた。似合いすぎていた。
そこから見る目が全く変わった。ここから一気に昔の曲を聞き直します。
可愛いだけじゃない、ギャルなだけじゃない、私にとってのミステリアスな浜崎あゆみ像がこの時確立された。
多分、この時私はあゆに恋をしてしまって、その魔法がまだとけない。呆れたり幻滅したり色々あっても嫌いになれないのはそのせい。
2位:Because of you
どうかそんな風に悲しげな瞳で
壊れそうに消えそうに笑わないで
ねぇ 僕には何ができる?
リリース前にこの歌詞みたいな恋愛をしていたので、この曲を聞いた時は驚いた。
この曲を歌うあゆの声が好きでした。
本当に切なげででも少し淡々としていて、客観的なのか主観的なのかわからない。
恋愛の渦中にいる時は、この曲に何度も魂を揺さぶられました。
私の周りでは「Memorial Address」ばかりもてはやされていたけど、私は断然こっちだった。
1位:as if…
あゆの曲の中で、私にとって不動の1位です。これからもずっと変わらないと思う。
この曲が大好きだった友人がいたんですよ。真っ先にあゆファンになったあのMちゃん。
Mちゃんは当時、セフレのような関係でいる男がいた。彼女はその人のことが大好きだったけど本命にしてもらえなかった。
その時に「あゆの歌にね、“優しすぎる人だから本当の気持ち言えないのかな”って歌詞があるの。彼もそうかもしれない。」って言われまして。
優しすぎる人だから 本当のところの
気持ち言えないのかなって思うと怖い
私は正直「遊ばれてるだけじゃん。本当の気持ちって何だよ」と思いました。
けど、その後私も似たような恋愛をすることになり…。
あの時Mちゃんが言ってたことがよくわかった。
遊ばれてるだけなのかもって何となく気づいていても、幸せな結末を期待してしまう。
Mちゃんの気持ちを分かってあげられなかったことも申し訳なかった。
傷つく恋愛を経験すると、まともな判断ができなくなってしまうということもこの時初めて知りました。
この曲を聞きながら一体何回泣いただろう。今でも条件反射で涙ぐんでしまうくらい。
今しか見てない私と違って
これから先のこと考えると あなたは不安になる?
私は子供だったから先のことなんて何も考えてなかった。
アルバムにもあゆの手書き文字で「あなたは私よりも大人」と書いてありました。
いまだにこんなに切ない歌って他にないよ。自分にとってはね。
この曲には切ない思い出しかなくて、5年前くらいまでは聞けなかった。最近になってようやく平常心で聞けるようになり、私の中で不動のナンバー1なのです。
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浜崎あゆみの魅力とは
10代や20歳くらいの子はあゆの全盛期を知らないですよね。
「過去にすごかった人」って認識?私の世代で言うと沢田研二みたいなもんかしら。ジュリーって名前だけは知ってるけどどれだけ人気だったかはピンとこない。
私が沢田研二の全盛期に興味ないのと同じで、若い子はあゆの全盛期に興味ないかな。
書いてて手が震えるんだけど、「お母さんが聞いてたから曲は知ってる」みたいな子もいるのかしら。マジで手が震えるんだけど。
青春時代にあゆの曲ばかり聞いていたけど、パツキンの巻き毛にしたりヒョウ柄を纏ったり、あゆになりたーい!って言うのはなかった。
純粋に歌が好きだったんです、当時はね。
コンサートも1度だけ行った。もう10年以上前ですが。
当時「あゆはコンサート終盤になると声が出なくなる」って言う噂がありまして。
プロとしてどうなんだそれ、って私は思いました。
でもそれすら「それくらい多忙なのにライブやってくれるんだもん。ありがたいよね」って思っちゃうくらい可愛かったんですよ。
実際そのコンサートでは最後まで声はちゃんと出ていたしね。いやー、本当に可愛かった。
FlyHighのPVのように明るいあゆをそっと見ている影のあゆがいなければ、あれだけ魅力あるアーティストではなかった。
明るいだけではこんなに好きにならなかった。
きっと同じ思いの人も多いと思う。
ギャルギャルしくしてる子に限って心が孤独な子は多い。
全盛期は、一体どれだけ多くの女の子の心の支えになったんだろう。
そういう意味でも、本当に歌姫だった。
さいごに
というか、ヒット曲ありすぎるだろ。
20曲(実質22曲)選んでもまだ足りないよ。
globeのベスト10を考えた時も思ったけど、私はやっぱり陰があるボーカリストが好きみたいです。
初期のあゆは月の光のような存在だったから、好みに合っていた。
だんだん陰がなくなって太陽になっちゃって、あゆを聞かなくなった。
ずっと同じでいてほしいと思うのはこっちのワガママだし、今のあゆが幸せならもう何も言うことはない。ひたすら私は昔の歌を聞くでしょう。
この記事を書くために、久しぶりにあゆをいっぱい聴いたけど、最後は「卒業写真」が聞きたくなった。あゆの声で。
あなたは私の青春そのもの