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暇つぶしになる記事があればこれ幸い。

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【体験談】スカイダイビングをやってみると人生観は変わるのか?

珍しい体験記

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スカイダイビング経験者の小窓です。
よく「スカイダイビングをすると人生観は変わるの?」と聞かれます。

確かに、私も飛ぶ前まではそう思っていました。
壮大な空に放り出されたら、きっと自分の悩みなんてちっぽけに感じちゃうんじゃないかしらーとか。
空を飛ぶ経験をしたら、何か人生のヒントみたいなものに気づくんじゃないかしらーとか。

結論から言うと、そんなことはなかったね。
人生についてどうこう思ったりすることはなかった。

ちなみに、私も「人生観が変わるかも」と期待して申し込んだ1人ですので、そういう意味では意味なかったことになる。
では何も意味のない娯楽なのかと言われればそんなこともないのです。

と言うことで、本日は私のスカイダイビング体験についてお話ししたいと思います。

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実録スカイダイビング体験

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私は夫とのグアム旅行の際にスカイダイビングを体験しました。
私たちが参加した時、日本人の若い男子たちもいたのですよ。
ちょっとやんちゃで、友人同士でグアムまで来ちゃったからスカイダイビングでもやってみね?みたいな。

私たち夫婦は、この男子たちとグループを組むことになりました。
彼らとインストラクター達と一緒に小型飛行機に乗るのです。
女は私1人だけで、立場的に一番怖がっていいポジションだったので安心した。紅一点バンザイ。

カウンターで受付をしたら「高度は今からでも変えられますけど、どうしますか」と聞かれた。
日本では2,000mからと言う希望を出していたのですが、

「2,000mなんてすぐ地上に着いちゃうわよ。せっかく飛ぶんだから高い方が楽しめるわよ~」

と日本語ペラペラの現地のおばさんが営業してきた。

スカイダイビングは、飛行機から落ちてパラシュートが開くまでの間を楽しむもの。2,000mだとパラシュートまでの間が短く、落下気分を味わうには物足りないらしいのです。

それを聞いた夫は「どうせ飛ぶなら高い方が良くない?後悔したくないし」と言ってきた。
正直、私は2,000mでも恐怖だったので「4,000mの方が違う意味で後悔するのでは…」と思いました。
ただ、「せっかく飛ぶのにもったいない」の一言が頭から離れず、

「確かに、どうせなら最高値から飛ばなきゃ人生の真髄は見えないのかも…」

と思えてきた。

今回の目的は人生とは何かを見極めること。
ならば4,000mから飛ばなきゃダメかもね!と、夫婦して土壇場営業にしてやられ、最上級の4,000mを飛ぶことになった。
我ながらチョロいな。

高さに応じて料金も高くなるので、予想していた金額より上がってしまった。
でも旅行中は判断が甘くなるよね…。グアムが私をそうさせたのさ。

それをそばで聞いていた男子たちも「女が4,000m飛ぶのなら俺らもそうすっぺ」と合わせだし、結局全員がチャレンジするハメに。

怖がり女が紅の豚に変化

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待ってる間も緊張が止まらない。
待合室で「たとえ死んでも文句言わない誓約書」とか書かされるし…。
もう帰りてぇー。
怖ぇーー。

そんな時スコールが降ってきて、待機を言い渡される。
天候が大事なスカイダイビングならではのあるあるですが、待ってる間はとにかく落ち着かなくて、どうせならこのまま中止にならないかなとすら思った。

しかし、さすがは南国。
あっという間に晴れ上がり「今から行けます」と係りの人に言われ、案内されました。

実際にダイビングするために、小型飛行機でポイントまで上がります。
このあたりで、脳内BGMがジグソーの「スカイ・ハイ」になる。


スカイ・ハイ~ジグソー

小型飛行機自体も初体験だし、落ちるために飛行機乗るのも初めてだし、緊張はマックス。ウォンツシャイニンラブ!!


MAX / Shinin' on - Shinin' love


飛行機で空を飛ぶと美しいグアムの景色が見えて、私以外は全員テンションが上がってました。
私はめちゃくちゃ怖かったので景色すら見ずに怯えていましたが、3,000mを超えたあたりで腹が据わったのか急にテンションが上がってきた。

怖がりーずハイになったんでしょうか。
なんか妙に落ち着き払ってきて、「ここまで来たら飛ぶしかないんだ。飛ばねぇ豚はただの豚だ」という気持ちになったのです。

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紅の豚 [DVD]
小型飛行機で旋回している内に見える景色もアドリア海に見えてきた(グアムだけど)。

飛行機の中の異変に気付く

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ポーズもポルコをイメージ。完全にハイ状態です。
私は一番先頭に座っていたので、後ろの席の夫に「ウェ~~イ」と話しかけました。
したらば、夫を含め男子たちがおかしい。
全員顔面蒼白で静かになっている。声ひとつあげない。


あれっ…Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)
どうしたマンマユートの団員たち!

じゃなかった、夫と男子チーム!

 

さっきまであんなにワイワイ騒いでたのに、急に興奮が恐怖に変わったらしい。
私と逆で「余裕っしょ」と言う気持ちからみるみる「怖い怖いホントは怖い」の方に転がり落ちたらしく、笑う余裕すらなくなっていた。

そこから先は、男子があまりにもビビってるからビビリ損ねてしまった。
私も怖いんだけど、それ以上に怖がってる人がいると心配で自分が怖がってる場合じゃないというか。

だって、全員顔と唇の色が真っ青なんだもん。
男子チームの1人は、ちょっとしたパニック状態になって

「俺、やっぱ降りたい」
「やべぇマジ…吐きそう」

とか言い出す始末。

それを蒼白仲間が

「無事、帰れたらいいよな…」
「大丈夫、大丈夫だって…」

と支えあい、なんだか機内が恐怖と慈愛に満ちていました。

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飛ぶ順番を決める

インストラクターが「さぁ、誰から飛ぶ?先に飛ぶ方が怖くないよ」と言いだした。
仲間が落下する様子を見てさらに恐怖が煽られてしまうので、先に飛んだ方が気持ち的に楽なんだそうです。(諸説あると思うが)

それを聞いた男子は全員「俺が先だ」「いや、俺が」と順番を争いだした。
最終的に、男子チーム→夫→私、の順番になりました。
一番落ち着いていた(と勝手に判断された)私に発言権は無かった(゚∋゚)

いざ、ダイビングが始まると、確かによく知ってる夫が目の前で落ちていく様子は半端なく怖かった。

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落ちていく配偶者。
今思い出してみても、自分が飛ぶより怖かった。
最後まで飛行機の中に残るのは、確かに精神的に良くない。
 

いざ、空へ

落ちた後は、ひたすら顔が潰れます。

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これは夫ですが、全身がスーパーサイヤ人のようになってます。
見えないけど体毛が全部が持っていかれる感じ。

景色を楽しむ余裕はこの時点ではまだない。
風の抵抗で何も喋れないし何も聞こえない。下手したら息もできない。
パラシュートを開くのは後ろのインストラクターさんの判断なので、ただなされるがまま。

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これは私。
鼻を両手で囲むと息がしやすいとインストラクターに教えてもらって実践しました。
息ができないとパニックになるのでこれはぜひ覚えておくといいですよ。

飛んでる最中は怖いと思ってる余裕がなくて、息をしたり瞬きするだけで精一杯でした。
視覚による恐怖より、風の抵抗や息苦しさの方が印象深い。

パラシュートが開いた後は、落下しながら空の上でブランコのように体を揺らす体験ができます。
これはゆっくり落ちていくので景色を楽しむ余裕もあるし、空を飛んでる感が一番味わえます。
上空から見る空と海は綺麗だった。めちゃくちゃ爽快でした。

だけど、どんどん下降していくのであっという間にただのジェットコースターと大差ない高さに落ちます。
スカイダイビングの醍醐味は、やはりパラシュートが開くまでなんですね。

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恐怖は少ないし景色も楽しめて最高ですが、乗り物酔いしやすい人は要注意です。
巨大なブランコに乗ってるのと一緒なので三半規管がやられます。
ほどほどにしておかないと降りた後に気分が悪くなることもあります。
事前にインストラクターに「あまり揺らさないで」と頼んでおけば、控えめにしてくれると思いますが。

そもそも、そういう人はなんでスカイダイビングするの?って思われちゃうかな。
私はそれを知らなかったので、地面に着いてしばらくしたら気持ち悪くて倒れてしまいました。

人生観は変わるのか?

私の場合は、人生観について考えてる余裕などなかった。
飛んでる時は「づっ」とか「てぇぇみみみみ」とかそういう奇声を発生するくらいしかできなかった。

私は全く知識のないままの体験だったので、イメージと現実のギャップがあった。
思い描いていたイメージは、炭鉱の町をシータとパズーが落ちていくような感じ?

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しかし、現実は全く違った。
どちらかと言うとこっちだね。

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富士急ハイランド

顔の崩れ具合や絶叫もできないほどのスピード感が似ている。
ドドンパ乗ったことないけど。←

ドドンパ乗りながら人生を考えるか?
生きるヒントが見つかるか?
って話ですよ。

スカイダイビングは上から下へのドドンパだと思うので、人生を考えてる余裕などあるわけなかった。
ましてや私、絶叫系アトラクションは大の苦手で、富士急に行ってもマッド・マウスでギリなのに。
ホントよく飛んだよ。

スカイダイビングで得たもの

絶叫系アトラクションが好きじゃない人にとっては特に楽しいことはない、が私の結論です。
あそこまで怖い思いをしたあげく、気分も悪くなり金まで取られる。
どう考えても楽しくないでしょ。

ただ、空を飛んだ後と言うのは軽いトランス状態になるのか、私たち夫婦も男子チームも地上では異様に盛り上がりました。
私が最後に降りて行ったら、地上は得体のしれぬ連帯感に包まれていた。
シャイな日本人男子が全員パーリーピーポーになってた。

スカイダイビングの経験はそのまま自信につながるんでしょうね。
自分に対して「この体が4,000mから落ちたんだぜ?」と思って自画自賛できると言うか。

飛ぶ高さは2,000でも4,000でもその後の人生に大きく影響しないと思うけど、どこかで「4,000から飛ばなかったから真髄がわからないのかも…」とモヤモヤしたかもしれない。
それならいっそ豪快に最高地点から飛んだ方が後々楽かもしれません。

やっぱり自信を持つことは大事ですよ。
それと、何にしても「やったことがある」と言うのは大きな財産になるんだなと思いました。
私も夫も「スカイダイビングは2度とやらない」と言ってますが、それも1度飛んだからこそ言えることで、経験した感覚は一生モノだと思っています。

さいごに

いかがでしたか?
やるもやらないも自分次第ですが、三半規管が弱い方にはお勧めしません。
絶対しません。終わった後マジで辛いから。
落ちる恐怖なんかより吐き気がエグいから。

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スカイダイビングまでやらなくても富士急でも人生は考えられる!
マッド・マウスに乗りながら「カッコいいとはこういうことさ」って言えばいいのさ!