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暇つぶしになる記事があればこれ幸い。

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【トラウマだらけ】昔のちょっと怖いドラえもん映画のオススメ10作品を選んでみた

映画

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小窓です。
今日の記事は、めちゃくちゃ長いです。
愛情が溢れすぎて。

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本日は、ドラえもんの映画(のぶドラ)でおすすめの映画ベスト10を書いてみようと思います。

しかし、途中から大人になったため、全て見たわけではないのですが。

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見たことあるのはこんな感じ。
新ドラ(わさびドラ)になってからは1度も見てない。

 

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なんで昔のドラえもんの映画って基本的にちょっと怖いんだろう。
しかも、う……っすらよ。

うっすら怖いけど、それ以上に面白い。
そしてためになる。
大切なことはみんなドラえもんが教えてくれました。

10位:宇宙小戦争(1985年)

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一番初めに観たドラえもんの映画がおそらくこれだった。
武田鉄矢の「少年期」がすごく良かったです。
戦争がベースになってる話なのに、この曲がテーマになったのはすごく良いなぁと思いました。

映画の中では、ジャイアンとのび太の関係もとても熱くてグッとくる。

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普段のジャイアンを知ってるから余計にね。
単行本だけ読んでもジャイアンがいい奴なのはわかるけど、映画でのこういう演出が本当に素晴らしかったと思う。

そして、この映画のハイライトは何といってもスネ夫くんとしずかちゃんのシーンでしょう!!

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いよいよ戦いが始まる直前に、スネ夫がいなくなり必死で探すしずかちゃん。
倉庫に隠れていたスネ夫を見つけるけど、スネ夫は戦わずに逃げ隠れることを選ぶ。

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そんなスネ夫を見つめるこの表情が…。
しずかちゃんの目がね、もうこれだけでね、セリフはなくても伝わってくるものがあった。
その後、しずかちゃんはそんなスネ夫を説得するでもなく、罵るでもなく、自分は泣きながら戦闘機に乗り込む。

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いや~…このシーンは鳥肌が立つわ。

その後、スネ夫が「女の子だけで行かせるわけにいかない」とついてくるんです。
そして最後までしずかちゃんを守るという…。

恋愛が始まるわけでもないし、ストーリー上どうしても必要なシーンでもないだけど、このシーンは一番印象深かった。

さらに、この映画の一番のポイントは「スモールライトが無ければビッグライトを使えばいいのでは?」と言う全国のちびっ子の声がかき消されることであろう。

いやいや、きっと何らかの事情でビッグライトは無かったんだよ…。
もしくはスモールライトで小さくしたものはスモールライトでしか戻せないんだよ…。

もし、今の時代にこの映画が公開されたなら、Twitterで「ビッグライト使えよwww」って大量に書き込まれるんだろうな。
そういうのホント、無粋。考えるんじゃなくて感じろ。

9位:のび太の海底鬼岩城(1983年)

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ドラえもんの映画の中で敵が怖かった映画としてはトップクラス。
まず鬼岩城が怖すぎるし。

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ポセイドンも怖すぎる。
人間じゃないから話が通じない。
あと、鉄騎隊もね。

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何あれ怖ぁ。

この映画は、最初から最後までずーっとうっすら怖い。
それはやっぱりテキオー灯が原因だろうな…。

テキオー灯が切れ始めた時が全ての恐怖の始まり…。
そのことに気づかないジャイアンとスネ夫の呑気さが痛ましくて、テレビ画面を見られないくらい怖かった記憶がある。

そもそも子どもの頃は、海底が真っ暗で水圧でぺしゃんこになることも知らなかったし、ドラえもんがついていてそんな恐怖があるなんて…と言うショックも大きかった。
だから助かった後も、ずっとずっとうっすら恐怖が続いたんだと思う。

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この映画の最大の見せ場はバギーちゃんの自爆シーン。
ジャイアンとスネ夫を見殺しにしようとしたことで、本来ならそこで壊されるはずだった。
それを助けてくれたしずかちゃんに、身を挺して恩返しをする。

何の躊躇もためらいもなく、ポセイドンの口に飛び込んで、あっという間に解決したけど、涙が出てきたのは最後のシーンだった。

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ねじ1つでこんなに泣けるかなってくらい泣いた。

この映画みたいなドラえもんは、今のわさびドラでは成立しない気がする。
ドラえもんはみんなの引率者であり、引っ張っていく立場をすごくわきまえてるから、みんなと対等より少し上の立場で色々と考えている。

だからこそ、テキオー灯のトラブルがあれだけ恐怖だったんだろうな。
今のドラえもんだと、あそこまでの恐怖は演出できない気がします。

8位:宇宙開拓史(1981年)

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この映画で、重力が人に及ぼす影響を知った。
ドラえもんは本当に勉強になる。ドラえもんを通じて知ったことがどれだけあることか。

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この映画はキャラや設定がいいよね。
畳を開けたら異次元に通じていて、そこで友達ができる。
その世界では引力が違うから、のび太でもスーパーマンになれるとか、とにかく夢があって子供でも入っていきやすかった。

普段はのび太をバカにしてしまうジャイアンとスネ夫が、本当にピンチの時には何をおいても真っ先に駆けつける、と言う友情にもグッとくる。

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そしてギラーミンですよ。
なんだよこのわかりやすい悪キャラ。

「悪知恵ってのはコンピューターじゃはじけねぇぜ」

こんな恐ろしいセリフを小学生に聞かせてどうするのよ藤子先生!!

さて、この映画にはドラえもん映画の風物詩とも言える、“欲しい道具がすっと出てこなくてテンパるドラえもん”のとびっきり可愛いシーンがあるのです。

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それは敵との戦闘のさなか、ビッグライトを出したいのに、違うライトがどんどん出てくる場面。

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え~っと、戻りライト、
脱皮灯じゃダメ、
デラックスライトにイメージ灯、
月光灯に蛍光灯ーーーーんぁぁぁ★&%☆#◆#z□x+△!!

これ、名シーンすぎるでしょ。
蛍光灯出てきちゃってるし!

「月光灯に蛍光灯」って焦ってるとは思えないほど綺麗に韻を踏んでるし!(笑)

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そして、危機一髪で出したスモールライトは一発で探し当てられた奇跡(笑)。

そんなほのぼのシーンもありつつ、最後はクレムちゃんがのび太にあやとりを見せるシーンで号泣だった。
「心をゆらして」がすごくあたたかい。
いい歌だ…。

7位:のび太の大魔境(1982年)

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だから僕は弱虫なんだ
心の中を探してみたけど
だって僕の勇気なんて
全部出してもこれだけなんだ

たてかべ和也さんが亡くなられた時、真っ先にこの映画とこの曲が浮かんだっけ…。

映画のジャイアンは普段よりだいぶ優しくて、そして弱い。
その二面性が一番色濃く出ていたのがこの作品だった。

このコンセプトはこの1つ前の宇宙開拓史に基礎ができて、大魔境で確立された感じでした。

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自分のせいで帰れなくなった、自分のせいで危機に陥った、そんな責任をずっと感じていたジャイアンが、ペコの後についていくシーン。
ここは、台詞なんかなくても、伝わるものが多すぎて自然と涙ぐんでしまう。

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私、小さい頃、ラストのこのシーンが怖すぎて、途中で見るのを止めたんです。
だから、しばらくの間、最後がどうなったか知らなかった。

石像とは言え、胸に穴を開けるという残酷さ…。
こういう怖いシーンが昔のドラえもんにはあふれていたし、子どもだった自分にものすごく衝撃を与えた。

「先取り約束機」のおかげで敵に立ち向かうことができたわけだけど、歴代のドラえもんの中で、全員が全員の良さを出して自分たちだけで危機を乗り越えた素晴らしい映画だったと思う。

あと、どうしても気になるのが、スピアナ姫の年上女房感。

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「ペコの方がどう見ても年下に見えるけど、いいのかな?」と思っていた。
誰にも言わなかったけど。

 

6位:パラレル西遊記(1988年)

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この映画にも色々なテーマがあったと思うんだけど、それを上回る勢いで恐怖が大きすぎて。
説明できないぞわぞわした恐怖が、最後ののび太のママの笑顔を見るまでずっと続いた。

ドラえもん映画は数々のトラウマがありましたが、一番怖かったかもしれない…。
演出も効果音も何もかもが怖くて、恐怖のメガ盛りがあったせいか、他の映画と比べられない不思議な魅力を放つ作品となりました。
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ヒーローマシンの明るい音楽でさえ恐怖を煽る。
これさえ無ければ、あんなことにはならなかったのに…。

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恐怖の種類が、「叱られること」や「敵」に対するものじゃなくって、日常が破壊されていくことだったから、ちょっと異質な映画になったのかもしれない。

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全く違う世界に行くのではなくて、日常が侵略されて全く違う世界にすり替わるから。

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この時のママの怖さは人生でも5本の指に入る。

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「他の3人の危険が危ない!」と言う名台詞をはじめ、笑えるシーンも多々あったんですけどね。

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大人になった今見ても怖さを感じるんだから、幼い心ってそれだけ柔らかいんですね。
この映画の最後、のび太がめっちゃかっこよくて好き。

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ドラミちゃんの助けもあったけど、のび太の機転で解決した稀なラストです。

そして、パラレル西遊記と言えばミステリアスなリンレイですよね。

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敵なのか味方なのかわからなかったけど、まさかラスボス2人のご子息だったとは。
でも、正義とは何か、自分がどうあるべきかを考えて、クライマックスでは親のように育ててくれた三蔵法師についていく。
あまり深くは語られていないけど、すごくドラマチックな話だと思う。

終盤、リンレイが牛魔王の城に飛び込む時に「行くぞ!」ってすっごく男前の声で言うところが大好き。
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そんなリンレイの声優さんは先日亡くなられた水谷優子さん。 
ちびまる子ちゃんのお姉さんももちろん親しみあるキャラだけど、私にとって水谷さんはリンレイだったよ…。

5位:魔界の大冒険(1984年)

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チンカラホイ。

この映画も、ここそこに怖いシーンがてんこもり。
「魔法が使える」と言うメルヘンな世界かと思いきや、最初から石化したドラえもんが落ちてきたりして不穏に始まる。

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石にされたドラえもんとのび太が不気味だったなぁ…。
だいぶ時間をかけてあのシーンを回収するんだよね。

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メデューサさんがね。
ラスボスの大魔王より怖いってどうなの。

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怖すぎるだろ。
こんなもん、普通に子ども泣くわ。

メデューサがトラウマになった人が多いみたいだけど、私はそれより帰らず野原が怖かったな…。

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目印にした植物が動き回って、どっちへ向かって進めばいいかわからず完全にパニックになる。
道路光線を使って何とか出られたけど、「本当に一生出られないのかも…」と思えて、野原に心底怯えたわ。

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あと、石ころ帽子が破けちゃった時の絶望と言ったら…。
石ころ帽子自体が不安定な道具なのに、それ1つでよく魔王の城まで辿り着いたよね。

このように要所要所で怖いものがてんこ盛りの映画なのですが、全体的にファンタジックで好きだった。
魔王の心臓に矢を撃つために、全員一丸となって戦うシーンもカッコよかった。

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魔法が使える世界ってすごく憧れたけど、実際にそうなってもやっぱり努力は必要なんだね。
そこがとってもリアルで、魔法ブームだった少女時代に水ぶっかけて熱を冷ましてもらった気がします。

4位:竜の騎士(1987年)

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この映画はとにかくドラえもんが可愛い!
ドラえもんの、しっかりしたところ、お茶目なところ、ドジなところが全部楽しめる!

スネ夫がいなくなるシーンはうっすら怖いけどね。
一人行動を別にしたスネ夫がビデオカメラ(時代感出てる)を残していなくなる。
それをもとに探しに行くドラえもん達。

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そんな際、バンホーさんにスネ夫の特徴を伝えたいドラえもんの

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「こーーんな顔した」で緊張がほどける(笑)。

しかし、地底人が地上を支配しようと知るところや、彗星がぶつかって災害が押し寄せるシーンはやっぱり恐怖だった。
ドラえもん映画×災害って最恐の組み合わせだと思う。

この映画は子どもには少し難しいのではないだろうか。
地底人の思惑も、なぜドラえもん達と戦っているのかも当時はよくわからなかった。

だけど、わからないなりに必死に見てたんだろうな。
で、ドラえもんと一緒に笑ったり怒ったりしたかったんだろうな。

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時々こうやってふざけてくれるから、まだ見ていられるが(笑)。
大人になって見てもとても面白い。
久しぶりにまた見たい。

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バンホーさんは映画のゲストキャラの中でも大人なイケメンキャラだった。
でも地底人だからときめきはしなかった。←
しかし、のちにバンホーさんの声優さんがコナン君の新出智明になるんだから、本当にわからないものですね。 

3位:ブリキの迷宮(1993年)

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人工知能のニュースを見るたびこの映画を思い出す。

ロボットが人間を支配しようと目論み、人間を便利な生活に慣れさせて反抗する体力を奪っていくと言う…

怖すぎない!?
こんなの子どもに見せていいの!?

むしろ運動しない大人への警鐘映画として公開すべきじゃないか!
「もっとセグウェイが普及しないかなー」なんて思ってた私のための映画だよ!
ナポギストラー博士にカプセルに入れられるぞ!

名前もすごいよね。
ナポギストラーやで。色々混ざってんで。

全体的にブリキのオモチャをベースにしてるから可愛い話なんだけど、ところどころにうっすら怖いシーンがある。
説明できない不気味さがたくさん詰まってる映画だった。
だから好きなんだ。

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まず、ラビリンスの入口がトラウマ。
怖すぎるだろこれ…

あと、支配人のブリキンも謎すぎる。

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いい人なのに、仲間なのに、なんかうっすら怖い…。

「ロボットだし、この人が実は裏切るのでは…」ってずっと心配しながら見てました。
結局最後までいい人だったから、終わった後猛烈に申し訳なくなった。
ブリキンごめん。

そして、タップが味方とわかる直前のこのシーンも怖かった。

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食べちゃあかーーーん!!
ドラえもんもいないし、どこでも門を食べちゃったら帰れなくなるのに!

そう、この映画では、ドラえもんが壊されるの…。
同じロボットなのに容赦なく…。
ドラえもんが行方不明のまま、ジャイアンとスネ夫をチャモチャ星に送り込んだまま、サピオとタップをラビリンスに残したまま、のび太としずかちゃんだけが現実世界に戻された時、絶望を感じた。
のび太の「ドラえもーん!」と呼ぶ声がむなしく河川敷に響いて…。

その後、スペアポケットを見つけてから救出に向かうまで、ドラえもんがいなくなってから、ずっとふさぎがちだったのび太が、すごくイキイキしていて嬉しかった。

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唯一無二の親友。
しずかちゃんも入り込めない深い絆があることも再確認できる素晴らしいシーンです。

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あと、サピオの声がすごく心地よくて好きだ…。
子どもなのになぜにあんなに色っぽいんだ。
サピオも少し大人びた少年だから、すごくマッチしてた。

色々怖いところがありますが、それでも気軽に見れるのがこの映画の素晴らしいところ。

2位:雲の王国(1992年)

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昔のドラえもん映画は、気軽に見られるものと見られないものに分かれますが、「雲の王国」は明らかに後者です。

友情、平和、責任、愛情…、大切なものが全部詰まってる。
長くドラえもんを見ていた子どもたちには伝わるようなメッセージもいっぱいあって、藤子先生の覚悟を感じるような神々しい作品です。

雲を溶かすガスタンクを脅しのために出したドラえもんが、悪人たちに捕らわれてガスタンクも奪われてしまう。
悪人たちは天上人の国を溶かして攻撃をしかける。
最初から使うつもりなんてなかったドラえもんは、関係ない人たちが犠牲になることを止めようと、自らガスタンクに突っ込んで自爆をする。

何これ、戦争?

映画ではガスタンクだけど、核兵器を想像させる。
「使うつもりないものなんか、出すなよ!」と言うスネ夫の言葉を世界に届けたい。

ドラえもんは単なる脅しで作ったことを後悔して、自分の命と引き換えに天上人の命を守るわけだけど…。

戦争はいかん!使わないものを脅しのためだけに作るのもいかん!と言葉で言うのではなく、「それがどれだけいけないことか」をドラえもんの命をもって説明した。
それが、幼い心に強力に撃ち込まれたんです。

核もガスタンクも、元々無ければ使うこともない。
あれば誰かが使おうとする。
それが悲劇をまた生む。
ドラえもんを通して平和とは何か、小さい頃に刷り込まれたんだなと思う。

しかし、ドラえもんの捨て身のシーンがあまりにも辛すぎて、これは十数年トラウマになった。
結果、この映画が気軽に見られなくなった。

だけどこの記事を書くために久しぶりに見たら、今でもあのシーンが辛すぎて涙が止まらんかったで。
三十路が本気で泣くんやで。

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その前にドラえもんが壊れた時も、不安で仕方なかった。
ドラえもんと会話ができなくなるなんて考えられない。
どうするの、どうすればいいの、とのび太以上に動揺してたな。テレビの前で。

内容的にも環境問題がテーマだし、ドラえもんの故障でずっとハラハラしてたし、色々見ていて苦しい映画だけど、唯一の癒しがこれ。

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この「ふぇっち♡」はドラちゃん史上一番可愛い!!
すっごく好き!可愛すぎる!

ドラえもんが壊れたままの状況を何とかしたくて、のび太君が道具を出そうとポケットをあさったら、まさかの「ふぇっち♡」www

「エッチとかそんな問題じゃないだろー!」っていうのび太がまた男らしい。
色々萌えすぎて、私のTwitterのヘッダーはこれです。

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目がずっとHなんだよー。
可愛いよー。

ドンジャラ村のホイ君が出てきたり、キー坊が出てきたり、今までのドラえもんの集大成ともいえる名作なんだけど…
だけど、ドラえもんの責任感の強さが、子どもにはちょっと刺激が強すぎた…。
だけど好き!!
本当に本当に名作です!!

最後にドラえもんがのび太たちに「僕たちも自然を守ろうね!」と言うシーンがあるんだけど、その後「約束だよ!」と言う時、ドラえもんはカメラ目線なんです。
これは、きっと、映画を見た子供たちに向けての藤子先生からのメッセージだよ。

1位:のび太の鉄人兵団(1986年)

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数々の名作を制したのはやっぱりリルルだわ。
パッケージも一番好きなんだよね。

ロボットが人間を奴隷にする…と言うブリキのラビリンスの前身ともいえる作品。
ブリキをさらに怖く作るとこうなる、みたいな話。
その仲介役として、人間の姿形をしたリルルが偵察にやってくるわけですが…。

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最初はとても事務的で、自分の任務を遂行するために一切の迷いが無かったリルルが、のび太との出会いやしずかちゃんの手厚い看護をきっかけに、徐々に気持ちが変わっていく。

すごく好きなシーンは、リルルが上層部?に地球人の居場所を報告に行くのをのび太が止めようとするところ。

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行かないように懇願しても淡々と「私は自分の義務を果たします」と去っていくリルルに対して、のび太がリルルに銃口を向けるシーン。

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「行けば撃つぞ。…本当に、撃つよ!」
「いいわ、撃って!」
「……ダメだ…!」
「意気地なし!」

子ども心に、なんでのび太君が撃てないのか、どうしてリルルは撃ってほしかったのかがわかる気がした。

リルルが人間界にきて一番最初に知り合ったのび太くんだからこそ、このシーンはすごく切なかった。
のび太君は裏切れないのに、リルルは裏切ってしまうんだ…。
ここでもう小学生の涙腺は崩壊してましたよ。

だけどその後、上層部の「人間はどこにいるのだ」と言う尋問に、
「答えたくありません。人間を奴隷にするのは、悪いことです!」と真摯に訴える。

その後、リルルを信用できないスネ夫やジャイアンに対しても
「信用しないで。私、奴隷狩りは悪いことだと思うけど、でも祖国メカトピアを裏切ることはできない。どうしたらいいのか、自分でも、自分の心がわからないの」
とか…

ああもうのび太を撃ってからここまでの流れが全部ひっくるめて好き!
台詞を全部覚えてる自分がキモいとか全然思わない!!

もちろん、最後のしずかちゃんとの別れのシーンも。
あれは伝説ですよ。

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子どもながらアニメを見て鳥肌立ったのは、この映画のしずかちゃんの号泣シーンとラピュタでシータが絶叫するシーンだけだわ。
声優さんたちは、一体どういう風に気持ちを乗せたらあんな声が出せるの?

これも最終的に「自己犠牲の上に成り立つ平和」をテーマにしているわけだけど、雲の王国とは違って、リルルがずっと悩んでいた「自分の心がわからない」の答えになっているのが何とも皮肉であり、悲劇だった。

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最後にのび太の前だけに姿を見せたリルルが救いだった。
終わり方も今までの映画にはない感動的な最後だった。

テーマ曲の「私が不思議」は聞けばすぐ泣ける名曲であります。
 

ランキング外だけどどうしても紹介したい

ランキング外ってなんだよ、全部素晴らしいんだよ!
わかりやすいからって安易にランキングとか付けた自分が憎い。

ドラビアンナイト(1991年)

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ドラえもんって人類の夢だよな…。

絵本の中に入ってその世界観を体感できるなんて、夢だよね。
しかも靴一足で。

その靴を落として帰れなくなったしずかちゃんを助けるために、みんなでアラビアの世界に乗り込む話。
勧善懲悪のわかりやすいストーリーと、アラビアンナイトの煌びやかな世界観で、子どもから大人まで楽しめる面白い映画だと思います。

この映画はあまり怖くないしね。
同じ砂漠のシーンでもパラレル西遊記と比べたら緊迫感が全然違う。
アブジル全然怖くない(゚∋゚)

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ただ、ドラえもんがポケットをなくすと、本当~~に困るんだなぁと再確認するよね。
「ポケットのないドラえもんなんて、ただの中古ロボットじゃん!」とまで言われて…(笑)。
スネちゃま、言い過ぎザマスΣ(゚Д゚)
子どもがみんな、うすうす思ってたことをそんなハッキリ言うなし。

でも、ポケットがなくてもドラえもんはドラえもん。
むしろ「僕なんて…」とめげずにターバンひとつで頑張る姿が可愛かった。
 

アニマル惑星(1990年)

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この映画は、テーマ曲「天までとどけ」が好きなんだ。
当時はそれほどでもなかったんだけど、大人になってから見るとまた違った感想で見られる。

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うちの子供に初めて見せたのぶ代ドラはこの作品だった。
入りやすいほのぼのしたストーリー、動物たちとの可愛らしい触れ合いが、小さい子でもとっつきやすいかなーと思って。

そしてその読みは大当たり。
子供はわさびドラも好きだけど、のぶ代ドラも愛するドラキッズに育ちました(笑)。

可愛い動物たちがいっぱい出てくるからついほのぼのしたストーリーかなと思っちゃうんだけど、環境問題がテーマになってる壮大な話です。

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しかも何気に怖いシーンがわりとあるんだな。
平和な国に急にニムゲが襲って町を壊滅していく話なんて、ホント他人事じゃないよ。
藤子不二雄先生は、平和が一瞬でなくなる恐怖をこの頃から訴えていた。

あと、見どころは「月のツキ」の強さ!

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さすがのび太、普段ついてない人ほど効き目が強い!(笑)
ロミちゃん脱出劇は最後までずっとハラハラできる名シーンでした。

 

のび太の日本誕生(1989年)

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10周年10作目で、ドラえもんの映画史上、最高の動員数(420万人)を誇った記念すべき作品です。

私と同じくドラえもん好きの友達が、この映画について「最後にタイムパトロールが出てきて解決するのは邪道だよー」と言う。
私もまるっと同意見なのですが、この映画はドラミorタイムパトロールが来てくれないとどうにもならないパターンだよな。

ただこの映画のラストまでずっと続く、どこかぞくっとするようなうすら寒さがすごい。
ギガゾンビも仮面を取れば大したことなさそうなんだけど、それまでが怖すぎ。
そして、みーんなのトラウマ「ツチダマ」の怖さったら!!

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タイムパトロールが来てからも、実は土の中からまた蘇生するんじゃないかってハラハラしてたよ。

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こいつの恐ろしさは何なんだ…。

そして、ペガ達とのラストシーンね。
のび太君の動物愛がテーマだった「のび太の恐竜」から10年。
やっぱりのび太は変わらない。動物を本当に愛する少年なんだな。
だてに毎回タイトルに名前が入ってないな。

ドラえもんはいつも「ふい」をつく

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ふいに怖い、ふいに可愛い、ふいに面白い、ふいに泣ける…

突如心を動かされるシーンが現れる。
だから一瞬も目が離せない。

この急に感情に侵入してくる感じがドラえもん映画の醍醐味だった。
これから泣かせようとしてますよ~、ここから先が怖いんですよ~、と、わかりやすく演出されるほど冷めていくものですよ。
そんな心構えをしてない時にスッと入ってきた感情が、こうやって何十年経っても心の中に残ってるものなんだよな。

しつこいようだけど、あの場面で「ふぇっち♡」なんて言うとは誰も思わないじゃないか!
そういうことだよ!

 

まとめです

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一応、10作品を紹介しましたが、見てわかる通り、ほとんどが10周年以前に作られたものばかり。

やっぱり心が柔らかい頃に見た映画の方が忘れられない。
素直だった心にグングン入っていったドラえもんが大好きなんです。

何がすごいって、いまだに昔のドラえもん映画がTSUTAYAでほぼレンタルされてるってこと。
今の子供も見てるんだろうか。そうだったら嬉しいな。

 

長くなってしまいましたが、これで終わりです。
愛があふれて止まらなかった…。

 

 

おまけ

ドラえもんの映画にはどれにも必ず名シーンがあるんですが、それと同じくらい「通り抜けフープ」があるよね。

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この道具が無ければどうにもならないシーンが本当に多いと言うか(笑)。